家の前が私道になっています。長さ約80mで道を挟んだ家々で土地を出し合い約45年前に造成と同時に作った道です。権利者は当初7軒でしたが、土地の分筆売買をされた方がいらっしゃるので現在は10名以上の権利者が存在します。
この道の先にさらに山を切り開き住宅ができ、この道が生活道路になっており、この道を使い多くの自動車・歩行者が利用しています。道路の両端も別の権利者の持つ私道と連結されており、私も市道に出るまで別の私道を通過するような環境です。私自身は別の私道を通過するため、その地権者に昔「地役権」を設定されました。
自宅前の道が坂道で、自動車がスピードを出す傾向にあり、「注意喚起」をする標識を10軒の権利者で協議の上、両端の入口に2か所看板を立てました。「見通しの悪い四つ角」なので、看板のポールにカーブミラーを取り付けました。住民からは非常に好評でお世話をした私に感謝の言葉を頂きましたがその内の一つに問題あり、との報告を受けました。
ミラーを付けた道を挟んだ向かい側のお宅の「門」がかどっこにあり、ミラーに映り込む状態になりました。その方は家の一辺の塀が私達の私道に面してますが、出入口がなく、調べるとこの道の権利者ではなかった。「門」から中に入って7・8m先に玄関がある大きなお宅ですが、その門を挟んで角になっているのでカーブミラーに「門」だけが映り込むのです。「プライバシーの侵害・防犯上の理由」で「ミラーを取り外せ」と激しく主張、最初からけんか腰の対応をされました。ミラーは一旦取り外した状況です。「鏡で見えている方が安全じゃないか・殆どは運転者しか見ない」と多くの人が説得に行きましたが納得して貰えませんでした。道路の地権者の中には、「裁判にされても構わないから取り付けろ!」と強硬な意見もありますが、もし、裁判になった時に負けるようでは困るので、本当に「プライバシー侵害」になるかが知りたいのです。「住民の安全」を前提としたこういった行いが前に進まないのが残念です。ちなみに建設費は道路の補修費にと積立てたものです。この方は積立てには参加していません。できる限り皆納得して取り付けたいのが本音ですが・・。
ミラーの取付を強行しても法律的に問題ないかが知りたいです。「この方との近所付き合いをしなくて構わない」、の意見が大半です。
どうか宜しくお願いします。
↧